近ごろ中国のネット上では、外国人が中国の高速鉄道に乗ってその快適性に感動したといった類の文章や動画をしばしば見かける。「日本の新幹線よりすごい」との感想が出るたびに、中国のネット上は大いに沸き立つ。高速鉄道の話題は、特に彼らのプライドをくすぐるようだ。

 中国メディア・今日頭条は5日、「高速鉄道以外にも、われわれ中国には外国人を羨ましがらせるものがある」とする記事を掲載した。記事は「多くの中国人が、外国のきれいな街並みや高いモラル、混雑しないバスなどを羨ましがっているが、多くの外国人は中国のことが羨ましくて仕方ないのだ」としたうえで、高速鉄道以外に世界に誇れる点をいくつか紹介している。

 1点目は「スピーディーなモバイル決済サービス」。「微信」や「支付宝」に代表される中国オリジナルのモバイル決済サービスは、中国人観光客の増加により日本国内でもその名を聞くようになった。記事は、欧米メディアが「中国はクレジットカードの段階を越えて、モバイル決済の時代に入った」と評していることを伝えた。

 2つ目は「タクシーを捕まえるのが便利」という点だ。タクシー配車アプリが普及していることで、必要な時に時間通りにタクシーを利用することができることが羨ましいとの声が、外国人ネットユーザーから出ているそうである。

 3点目は1、2点目にも関係する事柄である「実用的なスマホアプリの多さ」を挙げている。記事によれば、中国では約17万人の開発者が衣食住さまざまな分野のアプリを開発しており、中国を訪れる多くの外国人もこれらのアプリを利用しているという。

 4点目以降は「ナイトライフが充実している」、「中国料理がおいしい」、「宅配便サービスが発達している」、「治安が良い」、「国土が広い」といった点を列挙している。宅配便サービスについても、やはりスマホアプリの普及が関係していると言えそうだ。そして記事曰く、国土の広さを非常に羨ましがっているのは日本人とのことだ。

 日本や中国を含め、世界各国にはそれぞれ優れたところもあれば悪いところもある。互いに長所を評価しあい、それを自らの問題点を解決していくうえで役立てていければいいのだ。長所に対して傲慢にならず、短所に対して卑下しすぎないことが大切だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)