今年もサクラのシーズンが到来した。東京では2日に満開の発表があったが、昨年、一昨年に比べるとほんの少し遅い満開となった。住んでいる人間にとっては数日のズレは大したことないが、サクラ目当てでやって来る外国人観光客にとっては大きな問題なのである。

 中国メディア・今日頭条は3日、「上野のサクラ、満開になる前からすでに大量の中国人観光客が訪れる」とする記事を掲載した。記事は、今年の東京は気温が幾分低かったために、3月末時点でサクラはほとんど咲いていない状態だったと紹介。それにもかかわらず、上野公園では多くの中国人が満開になるのを待ちきれず、あいにくの寒い雨の中、サクラを鑑賞しにやって来たと伝えている。

 「わずかにいくつか咲いているサクラの木の下には人が群がっており、話し声を聞くと中国各地から来ているようだ。多くの人がサクラ鑑賞旅行を楽しみにしているのである」と記事は説明。現場では背の高い欧米人が和服姿の女性2人組に記念撮影を求める姿も見られたが「実は2人は中国北部の人で、レンタルしたと思われる和服を着ていたのだ」と紹介している。声を掛けた欧米人観光客は、きっと日本人と思い込んでいたことだろう。

 サクラの起源は中国だ、日本に行かずとも中国にもサクラは咲いている、といった言論が中国のネット上ではなおも後を絶たないが、それでもやっぱり日本のサクラを見に行きたいと思っている人は、なおもたくさんいるようだ。今回満開の時期に日程が合わず残念な思いをした人は、これに懲りずぜひまた来年チャレンジしてほしい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)NOBUYUKI YOSHIKAWA/123RF)