中国高速鉄道の存在は中国人にとっての誇りだが、それは中国高速鉄道の総延長が短期間で世界一となったことのほかにも、様々な要因があるようだ。中国メディアの今日頭条は28日、中国高速鉄道の「凄さ」について紹介する記事を掲載する一方、「まだまだ改善の余地があるのも事実だ」と伝えている。

 記事は、中国にある西安北駅はホーム18面34線を持ち、60億元(約972億円)を投じて建設された建築面積42万5000平方メートルに達する中国最大の高速鉄道駅であると紹介。同時にアジア最大規模の駅でもあると伝えた。さらに、中国高速鉄道の総延長はすでに2万キロメートルに達しており、世界の高速鉄道路線の総和のうち60%が中国高速鉄道が占めていると指摘、「他国を圧倒的にリードしている」と指摘した。

 また、中国高速鉄道は速度でも世界一の記録を持つとし、2010年に行われた高速試験において、営業用車両としては世界最速となる時速486.1キロメートルを叩き出したと紹介。また、11年には中国の新型車両「CIT500」が実験線上で実施した速度試験で時速605キロを記録したと紹介し、「中国高速鉄道は速度も世界トップクラス」であると論じた。

 一方で記事は、「高速鉄道産業における強国とも呼ぶべき日本と比べると、まだ中国高速鉄道には見劣りする点があるのも事実」と指摘。例えば、安全性を挙げ、「中国では2011年7月23日に高速鉄道の衝突事故が起きたが、新幹線は未だに運行によって乗客が死亡した事故は起きていない」と伝え、安全性では新幹線に敵わないと指摘した。

 また、新幹線の遅延の少なさや地下鉄や従来線との接続といった効率においても中国高速鉄道を上回るとしたほか、新幹線の乗車券は自動券売機でも購入できると指摘。一方、中国高速鉄道の乗車券は実名制であるうえ、カウンターで長時間待たないと買うことができないと指摘したほか、「すべての座席が指定席であるため、万が一乗り過ごすともう1度料金を支払う必要がある」と紹介、「中国高速鉄道には優れた点は多いが、新幹線と比べると問題点が多く見つかり、改善の余地が多く存在することがわかる」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Ping Han/123RF.COM)