経済の急発展に伴い可処分所得が増え、中国では国内外の旅行を楽しむ人が急速に増えた。しかし一方で、中国国内の観光業の発展は遅れており、問題が山積みの状態だ。一番の問題は、観光客を騙すトラップがたくさん存在することかもしれない。

 中国メディア・今日頭条は29日、「多くの観光客が引っ掛かる、国内旅行における6大ペテン」とする記事を掲載した。記事は「全国各地で、さまざまな旅行に関するトラブルが存在する」としたうえで、中国人観光客のみならず外国人観光客を呼び込むうえでも解決しなければならない現象を6つ紹介している。

 1点目は「ニセ取り締まり員」の存在。特に近ごろ流行しているというドライブ旅行で注意が必要で、観光地にいる交通警察や警備員に扮した騙し屋が、ターゲットに罰金や口止め料を要求してくるという。2点目はチケット売り屋だ。有料の観光スポット入口には必ずと言っていいほどおり、内部職員と称して定価より安くチケットを売りつけるが、多くの場合はニセチケットであるとした。

 3点目は観光地や駅やバスターミナルなどに数多存在する各種客引き。通常よりもはるかに高い値段でバスなどに乗せられる可能性があり、注意が必要だ。4点目は「どの観光地にでもあり、似たり寄ったりの特産品」。どこにでも売っているような物を特産品と称して市価の数倍で売っていることもあるという。さらに、5点目には雲南省一帯で特に注意が必要なニセモノ「玉器」店、最後の6点目には異常に高い料理の値段を挙げている。

 現地人ですら多くの人が騙されるというのであれば、外国人であればなおのこと。特に中国を旅した経験の少ない人であれば、騙し屋にとっては絶好の「カモ」となる。そして「騙されるかもしれない」と思っていては旅行の楽しさも半減する。数多の世界遺産や絶景奇景を持ち、観光資源には事欠かないのだから、ソフト面の飛躍的な発展を期待せずにいられない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)