中国メディア・環球網は28日、中国の程永華駐日大使が27日に中国のネット言論関係者と会見した際に「中国人は日本人より客観的に世界を見ている」と語ったことを報じた。

 記事は、東京で日本のメディア関係者との対話を行うために来日した一行と顔を合わせた程大使が「多くの日本人に比べて、中国の人びとの情報ルートはより多様化している。人民日報や『新聞聯播』のほか、インターネットや友人のシェアした情報から多くの内容を得ることができ、世界に対して客観的かつ全面的な認識を持つことができる」と語ったことを紹介。

 一方で、日本人は従来の紙媒体やテレビから情報を得るケースが多いとし、「一部の日本メディアはねじ曲がった心で中国について報道しており、内容とタイトルが全く合わない物すらある。これらのニュースが日本国民の中国に対する態度に影響しているのだ」と主張したことを伝えた。

 程大使はまた「日本の一部の若い政治家は歴史認識が浅い。戦後世代である60年代生まれの議員は日本による中国侵略の歴史も知らないうえ、70年代の日中国交正常化へのプロセスについても一知半解だ」としたほか、「日本の民衆も中国への理解が低い。日本にいる多くの『おたく』たちは一日家でゲームなどに耽り、親のすねをかじって生活し、人付き合いの方法を知らない。これにより日本の若者は日本を離れたがらず、外国留学をしたがらないのだ」などと語ったことを紹介している。

 記事は程大使が「日中両国のメディア交流は、外交官よりも大きな作用を持っている」と語り、その重要性を認識していることを伝えてはいるが、全体的には日本のメディア、日本人に対するネガティブな内容をメインに報じている。日本人にしてみれば、ずいぶんな言いようだ。

 官製メディアがしばしば情報統制を行う一方、SNSなどでしばしばウソの情報が拡散してパニックが起こる中国国内で「世界に対して客観的で全面的な認識」を果たして持てるのか、と文句の1つも言いたくなるが、水掛け論に終わるのは目に見えている。それよりも、民間の交流を絶やすことなく続けていくほうが建設的であるのは間違いない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)