海上自衛隊にとって最大となるヘリコプター搭載護衛艦「かが」が22日、就役した。潜水艦を探知することを任務とする哨戒ヘリコプターを中心に14機以上のヘリを搭載でき、性能が向上しているために探知が難しくなりつつある中国の潜水艦を念頭に置いた護衛艦だ。

 「かが」就役は海洋進出を積極化する中国にとっては一定の脅威となるが、中国メディアの安徽日報は27日付で、「かが」の就役によって日本の海上作戦能力はレベルアップすることになると警戒感を示す記事を掲載した。

 記事は、かがの仕様について説明したうえで、「最新鋭のSH-60K哨戒ヘリを艦載できるうえ、かが自身の対潜水艦能力および電子戦能力は非常に強力」と警戒感を示し、また日本国内でもかがは主に探知が難しくなりつつある中国の潜水艦の探知に投入されると報じられていることを紹介した。

 また専門家の見解として、かがに改造を加えれば「F-35B」などの垂直離着陸が可能な最新型戦闘機を艦載できると伝えたうえで、「かががF-35Bをもし本当に艦載するようになれば、海上自衛隊の攻撃能力、防空能力、制海能力は著しく向上する」と分析した。

 さらに、かがの就役によって日本のヘリコプター搭載護衛艦は計4隻になったと伝え、1隻あるいは2隻のヘリ空母を常に出動命令を待つ状態にしておくことが可能になったと指摘。これにより日本の海上作戦能力はレベルアップすると論じた。

 現代の戦争では対潜水艦能力の低い艦艇は潜水艦から攻撃を受けるリスクが高くなるため、戦力にならないとされる。逆に対潜水艦能力が強力であることは、それだけ戦力として強力であることを示すが、かがの対潜水艦能力が強力であると指摘する記事の主張からは、ヘリコプター搭載護衛艦としての「かが」の中国海軍に対する影響力と警戒感が伝わってくる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)