列に並ぶことを面倒だとして避けたがる傾向にある中国人からすれば、日本人は「列に並ぶのが好き」な国民に見えるようだ。有名なレストランやラーメン店、人気商品の発売日などには往往にして長蛇の列ができるが、こうした光景は中国人からすると理解しがたいことに映るらしい。中国メディアの光明網は27日付で掲載した記事は、日本人が列に並ぶのを「愛する理由」について論じている。

 記事は「日本人が列に並ぶのを愛する国民であることは世界中でよく知られている」とし、幼い子どもから高齢者まで、「どこでも」また「何を買うにしても」列に並ぶと説明。「日本人がこのように列に並ぶのを愛するのはなぜなのだろうか」と問いを提起した。
 
 この問いに対する答えとして、列に並ぶのは「日本の教育の賜物」だと指摘。日本人は幼少のころ列に並ぶ教育を受けていると説明。例えば幼稚園の先生が子どもたちを街に引率する際に、最もよく使う言葉は「列に並びなさい」というものであると指摘した。

 また、こうした教育は学校の中だけに限られていないとし、親たちも子どもを映画館など公共の場に連れて行くと「子どもたちに列に並ぶことを常に言い聞かせる」と説明、こうした日々の教育の積み重ねが、日本人の常識のなかに「列に並ぶ」という概念を形成させると論じた。

 その結果、日本人にとって列に並ぶのは「絶対に遵守しなくてはならない公共道徳」になるとしたが、記事は列に並ぶという習慣は日本社会における「秩序の美」をもたらしていると称賛、公平と公正が重視される今日の日本社会において、列に並ぶことは公共秩序を維持するための最も基本的なルールであり、中国は見倣うに値すると結論した。

 中国では長距離バスなどの切符売り場には人びとに「列に並んで切符を買わせる」ために各窓口ごとに金属柵で囲われたコースが設けられている。金属の柵で囲まれているため、割り込みができないようになっているのだ。一方で、若い世代の中国人のなかには公平さの感覚を身に着けている人も存在しており、例えば列に並ばずに割り込む客は相手にせず、先に並んでいた客の注文を優先する店員を見かけることがある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)