生まれ育った環境や風土、社会が異なれば、日々の生活習慣に多少なりとも違いが出てくるのは当然と言えば当然だ。同じ日本人どうしでも「この人の家ではこんな風にするのか」と思うことがある。それが外国人が相手となればなおのことだ。中国メディア・今日頭条は17日、そんな「異文化の壁」の前に阻まれてしまった中国人女性と日本人男性の話を伝えた。

 記事は、華字メディア・日本新華僑報網の17日付記事を引用。大連から日本に留学にやってきて日本人男性と交際することになった女性の経験談を紹介している。

 この女子留学生は、参加した学校のダンスサークル団長だった日本人男性と恋に落ちた。イケメンと美女のカップルに周囲からは羨望の声があがった。彼氏が積極的にボディコミュニケーションを取ってこないことなどに少々不満はあったが、やがて自分の両親にも公認されるなど、2人の恋路は順風満帆かと思われた。

 しかし、そうはいかなかった。日本に来て日が浅く「割り勘」というルールを知らなかった女性は、食事代をすべて彼氏に支払ってもらっていたが、ある日彼氏の不満が爆発。「どうして毎回俺がおごらなきゃいけないのか。中国の女性はマナーが分かっていない」と言われてしまった。また、女性が風呂に入らない日もあったことに対しても文句を言われた。結局、些細な習慣の違いによって2人の関係はぎくしゃくしたものとなり、耐え切れなくなった女性が彼氏に別れを切り出したという。

 記事は「異文化間の交流は衝突と融合の課程である。異国の異性との恋は、なおのこと異文化の壁によって翻弄されることになる。そんな時は是非の基準で判断することが難しいのだが、個人の成長という意味では特別な意味を持っているのである」と解説している。

 外国に、特に中国に留学あるいは駐在をした人で、このような類の経験をしたことがある人は少なくないのではないだろうか。恋仲に限らず、現地人と密接に関われば関わるほど、互いの持つ文化や習慣どうしが衝突を起こす可能性が高くなる。そこでうまくやっていけるかどうかの分かれ目は、「そういうものなのか」とすんなり受け入れられるかどうかだ。

 残念ながら些細なことで恋仲を解消してしまった2人。これから様々な経験を積んで成長することで、いつか「あの時は若かったな。今ならうまくやっていけるだろうに」と思う日がやって来ることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)