中国メディア・騰訊体育は15日、江西省南昌市で先日開かれた国際マージャン大会で日本人選手が優勝したことについて、中国の一部ネットユーザーから不満の声が出ていると報じた。

 記事は、今月10-12日に同市で開かれた第18回「雀友杯中国麻将牌王大会」において、日本の大堀龍一さんが優勝したと紹介。「大堀さんは大学卒業したばかりだという。この情報がメディアによって報じられると、国粋であるマージャンで日本人に優勝を奪われたことについてネットユーザーの間で議論が巻き起こった」と伝えた。

 そして、一部のネットユーザーから「日本人のチャンピオンは重慶の茶館やマージャン荘にどこでもいいから行って打ってみたらいい。きっと自分の人生を疑うことになるだろう」、「中国の農村に来ておばちゃんと打ってみろ、秒殺されるから」といったコメントが寄せられたことを紹介した。

 記事は、悔しさのあまり負け惜しみのような発言を繰り出すユーザーがいる一方で、「勝つにも風格が必要、負けるにも度量が必要。どんな試合であっても、相手を賞賛すべきだと思う。日本だからと罵ってばかりいるのは、われわれの民度が低いことを露呈するようなものだ」など、理性的な見方をするユーザーもより多くいたことを伝えている。

 中国政府がスポーツとして世界的な普及を進める「麻将」は、日本の「麻雀」とは異なりギャンブル性を極力排除し、競技性が高められている。いわば頭脳の格闘技だ。日本に対して様々な感情が渦巻いていることは分かるが、それ以前にやはり優勝した選手の実力を素直に称えるべきだろう。スポーツとして扱われるのであれば、なおのことである。

 もっとも、昼間から屋内屋外を問わず至る所でマージャンをする姿を見かける中国には、達人レベルの実力を持つおばちゃんがいたとしても決して不思議ではない。ただ、競技用のルールでちゃんと打てるかというのはまた別の話。中国には地方によってさまざまなマージャンのルールが存在するのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)