現在日本では、公共スペースにおける禁煙範囲の拡大を巡る議論が政府レベルで繰り広げられている。愛煙家にとってはますます厳しい世の中になりそうだが、急激な禁煙化を進めることで困るのは喫煙者だけではない。

 中国メディア・今日頭条は16日、「日本の高速鉄道ではタバコが吸えるのに、中国の高速鉄道ではなぜ禁煙なのか」とする記事を掲載した。記事は、世界が禁煙へと向かう流れがある中、各国が相次いで喫煙に関するルールを発表していると紹介。日本でも路上喫煙が制限され、指定された場所で吸う必要があるとする一方、「日本の高速鉄道では喫煙ができるのだ」とした。

 そして、「中国の状況とは全く異なるではないか。中国で吸ってしまったら、個人の信用記録に影響する。どうして両国でこんなに差があるのか」と問題提起し、その理由を考察した。「新幹線に喫煙ルームを設置することで安全リスクやコストが高まり、乗客にコストが転嫁されると」説明したうえで、「飛行機と乗客争いをしており、全面禁煙の飛行機を敬遠する喫煙客を取り込むため」に設置しているのだと解説している。それゆえ「喫煙室のある新幹線の大部分は飛行機との競合になる東京から大阪の区間に集中しており、他の新幹線には設置されていないのだ」と伝えた。

 一方、中国の高速鉄道については「もともと乗客が奪われる心配がないうえ、喫煙室の設置でコストが高まれば顧客に転嫁することになる」ため、喫煙室を設置する必要が全くないのであると論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Hermin Utomo/123RF)