中国人旅行客の訪日目的が「買い物」一辺倒から「日本ならではの体験」へと変化しつつあると言われるが、「日本ならではの体験」のなかには、「美食を味わうこと」も含まれている。

 和牛の美味しさは中国でも広く知られており、中国人が日本で食べたがる日本料理の1つに「すき焼き」を挙げることができる。すき焼きは薄く切った牛肉を焼き、生卵につけて食べる料理だが、中国では生で食べることのできる卵が一般的に流通していないため、本格的な「すき焼き」は中国ではなかなか食べることができないものだ。

 中国メディアの今日頭条は16日、日本の老舗すき焼き店で食事をしたという中国人旅行客が「サービス、牛肉の質ともに最高だった」と満足げに記した手記を掲載した。

 記事によれば、この中国人がオーダーしたのは、1人4860円のすき焼きランチセットだ。霜降りの牛肉とともに、数多くの写真を掲載しながら、日本で味わった最高級のすき焼きを振り返っている。

 牛肉は和服を着用した店側のスタッフが焼いてくれたことを紹介し、「すばらしいサービス」と絶賛。客の会話や食事を邪魔せず、それでいて適切なタイミングで肉を焼いてくれたうえ、お茶がなくなると「何も言わなくとも、自らお茶を持ってきてくれた」と紹介、客への気配りも抜群だったと伝えた。

 また、中国人は生モノを食べる習慣がなく、この中国人も中国では生卵を食べることはないとしながらも、「日本のすき焼き店ならば大丈夫なはず」と考え、生卵を試してみたと紹介、割り下の甘みと牛肉の旨み、生卵の組み合わせに「最高すぎる組み合わせだった」と振り返った。日本の老舗すき焼き店での食事は「味はもちろん、サービスの質にも非常に満足した」と絶賛し、日本を訪れるならば老舗と呼ばれるすき焼き店を訪れるべきであると主張、中国人読者に向けてすき焼きの美味しさを紹介している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)