中国を訪れたことのある人ならば、中国でいかに「海賊品」が氾濫しているかを知っているだろう。商標をはじめ、他社の知的財産権を侵害した商品が至るところで販売されているほか、インターネット上でも権利を侵害したドラマや映画、ゲームなどがアップロードされている。

 中国人旅行客が日本で買い物をするのは、中国国内で購入するより安いという理由もあるが、偽物を掴まされたり、騙されたりする心配がないということも大きな要因の1つだ。中国人消費者は海賊品が氾濫する環境で暮らしているため、心から安心して買い物できないのだろう。

 中国メディアの今日頭条は13日、日本の税関で押収された海賊品のうち、9割以上が中国から日本に持ち込まれたものであると伝え、中国は知的財産侵害物品の「根源」であり、中国人が日本製品に殺到する理由がよくわかると伝えている。

 記事は、財務省が3日に2016年における「全国の税関における偽ブランド品などの知的財産侵害物品の差止状況」を発表したことを伝え、輸入差止件数は2万6034件に達し、うち91.9%にあたる2万3916件が中国が発送元だったことを紹介。中国の占める割合が90%を超えたのは7年連続であることを紹介した。日本は知的財産侵害物品の輸入を厳しく取り締まっていると伝える一方、「それでも日本に持ち込もうとする海賊品や偽物は後を絶たない」と指摘した。

 一方、知的財産侵害物品の「根源」である中国では「毎年、どれだけの海賊品や偽物が国内で消費されているのだろうか」と疑問を投げかけつつ、考えるだけでも恐ろしいと主張。なぜなら、知的財産侵害物品は品質的に劣るばかりか、安全性に問題がある場合もあるためだと伝え、多くの中国人消費者が安全安心かつ本物の商品を求めて、代理購入を通じて日本から直接発送される品に殺到するのも頷けると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)