国内総生産(GDP)で世界1位の米国、2位の中国は世界的に見て広い国土と膨大な人口を抱える国だ。日本の国土は決して大きくはないものの、それでも日本のGDPは世界3位の水準にある。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、世界の大国は一般的に「広大な国土」と「豊富な資源」を背景に国力と発言権を獲得しているとする一方、日本は島国という不利な条件にもかかわらず、世界の強国となったと指摘し、「日本が今日の地位を築き上げることができた理由」を考察する記事を掲載した。

 記事は、日本の置かれた地理的条件や環境は決して恵まれたものではないと指摘し、「普通に考えれば強国になりたくても、なれる条件にはない」と主張。しかし、今日における日本は「アジアでもっとも発達した先進国」として、世界において高い地位を獲得しているとし、「政治と軍事を除けば、日本の影響力が皆無の分野は存在しない」と論じた。

 続けて、日本が不利な条件のもとで世界の強国となれたのは、「不要なものを捨て去り、優れたものを積極的に取り入れる」という「日本人の優れた特性」によるものであると指摘。そして、こうした優れた特性も、日本の不利な地理的条件や環境がもたらしたものであると論じた。

 また記事は、中国の軍需工場がかつて民間向けの自動車生産に乗り出した際、日本企業から自動車の設計図をもらい、自ら生産に乗り出してみたところ、故障率が非常に高い製品しか作れなかったと紹介。問題の根源を探して分かったのは「ネジ」の大きさや太さなどの精度が不足していたことだったと伝え、「誤差を許さない態度」が問題の有無につながっていたのだと紹介。日本人と中国人の「誤差に対する態度」は今なお変わっていないと指摘し、それが日本製品と中国製品の巨大な差につながっており、ひいては日本が不利な条件のもとで世界の強国となれた理由でもあると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)