現在、進められているリニア中央新幹線は2027年を開業予定としている。リニア中央新幹線は超電導磁気浮上式リニアモーターカーであり、最高時速500kmで走行が可能で、品川-名古屋間を約1時間で結ぶことになる。

 アジア各国で高速鉄道の受注競争を繰り広げていることから分かるとおり、新幹線と中国高速鉄道は競合同士と言えるが、次世代高速鉄道をめぐってはリニア中央新幹線を擁する日本が中国をリードしていると言えよう。

 だが、中国メディアの東方頭条はこのほど、中国は最高時速600kmの高速リニアモーターカーの研究開発に乗り出すことを伝え、「一気に日本を抜き去り、再び世界一の座を狙う」などと伝えた。

 記事は、「世界各国はすでに高速鉄道ではなく、リニアモーターカーに注目し始めている」と伝え、中国・上海にはすでに世界初の常設商業磁気浮上式鉄道である上海マグレブが存在すると紹介。だが、上海マグレブはドイツから購入したリニアモーターカーであると紹介する一方、すでに中国企業が独自にリニアモーターカーの研究開発に乗り出しており、試験走行では時速500kmを達成していると紹介した。

 だが、2015年6月にJR東海が行った高速走行試験で、リニア車両「L0系」が時速603kmという世界最高速度を記録し、技術の水準としては日本が中国をリードしている状況にあることを伝えた。

 一方で記事は、中国はすでに最高時速600kmで走行可能なリニアモーターカーの研究開発のほか、営業速度400kmの高速鉄道を実現することを目標とした研究開発も国家重点プロジェクトとして行われる見通しであることを伝え、「中国は再び高速鉄道の営業速度およびリニアモーターカーの最高速度で世界最高を目指す」方針であることを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)