中国メディアの今日頭条は10日、海外旅行を楽しむ中国人にとって「日本は人気の渡航先」であると伝え、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐって韓国旅行の人気が冷え込むなか、日本旅行の人気がさらに高まりつつあると紹介。中国人旅行客が日本を訪れたがる理由について考察している。

 記事は、東南アジアにも旅行先としては魅力ある国が数多くあると伝える一方、それでも日本旅行のほうが人気だと紹介。中国人が日本を旅行で訪れる理由は「決して地理的に近いことだけが理由」ではないとした。

 続けて、「風光明媚な景色、安心して楽しめる買い物、精緻で美味しい料理」など、日本には非常に多種多様な観光資源があると指摘。また、整備されたインフラ、中国では体験できないサービスといった点も中国人にとっては非常に魅力ある観光資源に映っていることを指摘した。

 一方、中国メディアの一点資訊は、日本が中国人をはじめ、多くの外国人旅行客を惹きつけるなか、中国を訪れる外国人旅行客は決して多くはないと伝え、「それはソフト面の観光資源が日本に劣っているため」であると伝えている。

 記事は、16年に日本を訪れた外国人客のうち、中国人は約600万人に達したことを紹介する一方、中国を訪れた約2500万人の外国人客のうち、観光目的で訪中したのは800万人ほどにとどまると指摘。中国には数多くの世界自然遺産があるとおり、ハード面の観光資源は決して日本に劣っていないとしながらも、中国を訪れる観光客が決して多くないのは「中国人が旅行というものを理解していないため」であると主張。

 旅行の目的は人それぞれ異なるものであり、買い物が目的の人や観光が目的の人、レジャーを目的にする人など、多種多様であるとする一方、日本の観光資源は多種多様なニーズを満たすことができると指摘。現在の中国には風景や悠久の歴史といった観光資源は存在するが、観光客の多種多様なニーズを満たせるだけの豊富な観光資源がないことを伝え、中国人をはじめ、日本を訪れる外国人客が増加の一途を辿る一方、中国を観光目的で訪れる外国人が少ないのは「ソフト面の観光資源」や「観光資源の豊富さ」に圧倒的な差があるためと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)