独フォルクスワーゲン(VW)の2016年における世界の自動車販売台数は1031万台に達し、1017万台だったトヨタ自動車を抜いて世界一となった。VWが世界一となった背景には「中国市場」での好調な販売があった。

 中国メディアの中国汽車報網は10日、世界の大手自動車メーカーの販売台数を見ると、「中国自動車市場の重要性が見えてくる」と論じる記事を掲載した。

 記事は、16年におけるVWの中国国内での販売台数は398万台に達し、世界販売台数の1031万台のうち38.6%を占めたと指摘。VWの16年の販売台数の伸びは全体では前年比3.8%増だったが、中国では同12%増に達したと伝え、これがVWを世界一の座に押し上げる要因となったと論じた。

 続けて、トヨタの16年における中国国内での販売台数は121万4000台にとどまり、世界販売台数に占める割合は11.9%にとどまったと指摘。中国市場での販売台数の伸びは前年比8%増と伸びたものの、VWとの販売台数の差は大きかったと指摘した。

 だが、特筆すべきは「レクサスブランド」の好調さであり、中国では初めて年間10万台を突破し、販売台数の伸びは前年比25.6%増に達したと紹介。「レクサスは中国での現地生産を行っておらず、輸入車として販売されているため価格は決して安くはない」としながらも、それでも販売が25.6%も伸びたことは「トヨタの中国市場での各種取り組みが功を奏した証左である」と論じた。

 また記事は、米ゼネラル・モーターズ(GM)や韓国の現代自動車、ホンダなど、世界の大手自動車メーカーの世界販売台数に占める中国市場の割合は軒並み20%を超えていることを指摘。特にGMの中国市場の割合は38.7%に達していると伝え、世界の大手自動車メーカーにとって中国市場は非常に重要な存在であることが見えると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)