中国国内で「アパホテル騒動」が発生してから約1カ月半が経過した。昨今は韓国に対する猛反発が目立つが、それでも同ホテルに対する中国のネット世論の怒りはまだまだ冷めていない。中国メディア・環球網は9日、中国人観光客の宿泊状況について実際に電話で確かめてみたとする記事を掲載した。

 記事はまず、6日にアパグループの公式サイトにある連絡先から、この2カ月の宿泊状況を問い合わせたところ、翌7日に東京本部から「1月、2月の営業額は過去最高を記録した」との回答があったと紹介。一方で中国人観光客の状況については「国別の宿泊者数は答えられない」とされたほか、中国人観光客を引き留めたり、書籍を撤去したりという措置を取ることはないとのコメントを得たと伝えている。

 そのうえで、北は北海道、南は沖縄まで20カ所のアパホテルに対して電話インタビューを実施したところ、13カ所で「本部に連絡を」、「データがない」、「商業秘密」、「忙しい」などの理由から回答を拒否され、わずか7カ所からの回答にとどまったとした。

 同時に「順調ではなかったが、インタビューの中で、ツアーでも個人旅行でも中国人宿泊者が確かに減っていることが分かった。今では1、2人くらいしか中国人客を見ないと語るスタッフもいた」と説明している。

 記事は、福島のあるホテルでは1%ぐらい、大阪では10%くらいといった数字を出しているが、どこまで具体的なデータなのかは不明だ。ただ、中国人客の宿泊が皆無ではないということは間違いなさそうだ。記事を見た中国のネットユーザーからは、それでもなお宿泊する中国人がいることに対する憤りのコメントが散見された。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)