日本のスーパーやコンビニで買い物をする時、店がよほどの小銭不足に陥っていない限り、5000円札や1万円札だけをポンと出しても何も言われず、当たり前のようにお釣りをくれる。しかし、それを中国でやろうとすると、店員から必ずと言っていいほど何か言われ、場合によってはムスッとされるのだ。

 中国メディア・今日頭条は8日、レジでの会計に関する日本と中国との微妙な違いを紹介する記事を掲載した。記事は、ある日本在住のネットユーザーが「スーパーで2973円の買い物をした。レジ係に3473円を渡したら、5秒ほどぽかんとされた。そして、お釣りの500円玉を渡す時に複雑そうな眼差しを私に向けてきた」と中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上に書き込んだことを紹介。この書き込みを見たユーザーたちの間でちょっとした議論が巻き起こったとした。

 そのうえで「中国では現金で買い物をするときに、レジ係が常に『全部で96元です。1元持ってませんか』と聞いてくる。店は小銭が欲しい、消費者は大量の小銭を持って出歩きたくない。われわれにとってこのシステムは相互利益を生む行為なのだ」とし、店員の方からお釣りがまとまった金額になるよう提示する点が、日本と中国で大きく異なることを説明している。

 記事はまた「多くの中国人は、『加減乗除早口表』が世界で通用すると思っている。しかし、後になってから中国にしかないことに気づくのである。だから、中国のレジ係だけがこれほど速くお釣りの計算をできるのかもしれない」と解説した。確かに、小学生の頃に九九は表を見て暗記させられたが、残りの「加・減・除」を暗記した記憶がないという日本人は、多いのではないだろうか。

 いかにして釣り銭の枚数を減らすか、というのは結構いい頭の体操になる。普段少額でもついついお札を出してしまう人は、財布のスリムアップ化も兼ねて、ちょっとチャレンジしてみてはどうだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)