中国では「日系車を購入する人は売国奴だ」、「安全性に劣る日系車を購入するのは車を理解していない証拠」などと口にする消費者が少なからず存在するが、どうやらそのような風潮に変化が生じているようだ。

 中国メディアの捜狐は8日、近ごろの中国市場で、日系車は「車を理解している人が買う車」というイメージが醸成されつつあり、特に若い消費者の間では日系車の良さを理解していることを「良しとする」風潮があると紹介している。

 記事は、インターネット上で自動車の情報交換をするサイトにおいて、もっとも話題の多い車はドイツ車と日系車であり、特に日系車を高く評価するユーザーが非常に多いと紹介。日系車が排斥の対象として蔑まれていた数年前と比較すると、「時代が変わったかのような錯覚を覚えてしまう」と論じた。

 続けて、日系車に対するイメージが中国で変化し、「車を理解している人が買う車」という良好なイメージが構築されつつある理由として、トヨタのハイブリッドシステムやマツダのスカイアクティブテクノロジーなどの「日系車の世界をリードする技術力が理解され始めている」ことを挙げた。

 また、F1や各種耐久レースでも日本の自動車メーカーが欧州メーカーに劣らない成績を挙げた実績も知られ始めていることを伝えたほか、何よりも重要な要素として「実際に日系車を購入したオーナーたちの口コミ」が良好であることを挙げた。日系車はトラブルが少なく、燃費が良く、維持費が少なくて済むといった口コミが広く知られるようになり、中国人が消費の際に重視する「コストパフォーマンス」が高い車であるとの評価が確立されたと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)