流行語にもなった中国人観光客による「爆買い」ブームはすでにピークを過ぎたが、一方で彼らが大量購入する対象が広がりつつある。中国メディア・今日頭条は6日、フィギュアも「爆買い」の対象になっていることを紹介する記事を掲載した。

 記事は、マンガ・アニメ関連製品の店舗が立ち並ぶ日本橋では、フィギュアを買い求める中国人観光客が多く押し寄せており、一度に100万円以上購入して帰る人もいると紹介。数万、数十万単位で買う人は珍しくなく、高額商品を現金で買ってしまう光景に日本人が呆然とするとした。また、東京の秋葉原でも同じような「爆買い」現象が起きていると伝えている。

 一方、現地では習慣や考え方の違いによる問題も生じているようだ。記事は「ある観光客は店内で飲食し、ある人は勝手にケースを開けてしまう。日本人客にとってはフィギュアのケースも非常に価値があるものだが、外国人観光客にとってはフィギュア本体こそ重要であり、ケースはどうでもいい」と説明。いずれにせよ、ケースを開けてしまったフィギュアは売り物にならないため、経営者は頭を抱えているとのことである。

 記事はまた、実際にフィギュアを買い求めに来た香港人観光客が「ワンピースが大好き。日本に来たら正規のフィギュアを買って帰ろうと思っていた。マンガのキャラクターに立体的に触れられることで、よりキャラクターとの距離が縮まるように感じる」と語ったことを併せて紹介した。

 記事を見た中国のネットユーザーにも愛好者は少なくないようで、日本のフィギュアに対する印象を書き込む人が多く見られた。その印象は主に「日本のフィギュアは中国よりも安いうえに、質がいい」というもの。転売を目的に買う人もいるとするユーザーもいた。中国には、日本のサブカルチャーを愛する人が数多いる。この「爆買い」は、しばらくブームが続くかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Vasin Srethaphakdi/123RF)