日本では家庭や職場において、ゴミの分別が徹底して行われている。分別されていないゴミは回収が拒否される場合もあり、日本人にとってゴミの分別はもはや日常生活の一部であると言えよう。

 中国でもゴミの分別は名目上は行われているものの、実際には徹底して行われているとは言い難いのが現状だ。中国メディアの中国経済導報は3日、中国人はなぜゴミの分別という点で日本や韓国に学ぶことができないのかと疑問を投げかけた。

 記事は、中国政府はこれまで中国国民に対してゴミ分別を徹底させるための取り組みを行ってきたとする一方、中国国民の多くはゴミの分別という概念の理解すら「曖昧」であるのが現実だと指摘。深セン市のゴミ運搬所で作業者に取材したところ、「分別なんてよく分からない。ただゴミを運んでいるだけ」という回答が寄せられたことを紹介した。

 さらに、中国のネット上では「中国ではゴミの分別が10年以上も前から叫ばれ、10億元以上も予算を投下してきたが、実際に分別が行われているかどうかは疑問」だとし、ゴミの分別を「回収可能」、「回収不可能」という2種類で区別するのは「あまりに雑」であるとの声があると伝えた。

 また記事は、日本や韓国ではゴミの分別がすでに根付いているとし、日本国民もゴミ分別を徹底して行っていることを指摘する一方で、中国ではゴミの分別が根付かないことを嘆いた。さらに、中国でゴミ分別が徹底して行うことができない理由について、「人口が多すぎること」、「ゴミの量が多すぎること」を挙げたほか、「中国国民に分別を要求する一方で、ゴミを運搬する者に対して、分別して運搬することを強制していない」ことも問題だと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)