中国メディア・今日頭条は1日、「自動車から見える日本式の細やかさ これらは確かに日本に学ぶべき」とする記事を掲載した。記事は、日本の道路を走る様々な自動車を観察していると分かる「人に優しい」機能や設備、サービスについて紹介している。

 最初に挙げたのは「バスが乗降車時にちょっと傾く」点だ。「日本は典型的な高齢化社会であり、お年寄りが日常的な外出をしやすくするため、路線バスには傾斜機能がついている。停車時、バスは10度ほど傾いて、乗り降りしやすくなっているのだ」と説明した。

 日本の路線バスでは近年、バスの乗降口に段差がない「ノンステップバス」の導入が進んでいる。記事が取り上げたのは一部の「ノンステップバス」に備えられた「ニーリング」という機能だ。エアサスペンションを利用し、人間が膝を曲げるように車体を下げることからこの名前が付いているようだ。結構傾くので、この機能を知らずに体験すると「タイヤがパンクしたのか」という錯覚に陥るかもしれない。

 続いては、乗用車の電動ドアを挙げた。日本ではこの電動ドアがよく見られ、軽くボタンを押すだけでドアが自動で開閉するのはとても楽だと説明している。記事は「電動ドア」としているが、これはもちろん電動スライドドアのことだろう。スライドドアは開閉時のスペースをあまり取らず、他車や壁などにぶつけるリスクも低くなる。スライドドアの人気が高いというのも、日本らしいのだろう。記事はこのほか、タクシーの自動ドア、車いすのまま乗車し運転することができる乗用車などを挙げて説明している。

 中国のネット上では、日本のタクシーについて驚きを示す文章をたくさん見ることができるが、路線バスについての紹介はそれほど多くない。停車時に傾くほかにも、ミラーの数、「とまります」ボタンの多さなど、中国人が利用した時に「日本式の細やかさだ」と感じそうな点はまだまだありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Claudine Van Massenhove/123RF)