刺身や寿司のネタとして使われている「クロマグロ」だが、中国メディアの済南時報はこのほど、日本人はクロマグロを食い尽くそうとしていると主張し、クロマグロが絶滅危惧種に指定されたことでさえ「日本の食卓のクロマグロ需要を抑え切れない」と論じている。

 記事は、ゆっくりと成長するクロマグロが過度に捕獲された結果、クロマグロの個体数は激減し、すでに「絶滅危惧種」に指定されていると説明、さらに具体的な数値を挙げ、1961年における成魚資源量は約16万トンだったが、2014年にはわずか1万7000トンにまで減少。従って現在捕獲されているクロマグロの多くは幼魚であると指摘した。

 また世界自然保護基金(WWF)に所属する専門家の見解として、クロマグロが絶滅の危機に瀕している主要な原因は「日本人の舌」であると指摘したことを紹介し、絶命危惧種に指定されたという警告でさえ、日本の食卓のクロマグロ需要を抑えきれないと説明した。

 さらに記事は、長崎県と三重県でクロマグロの違法操業が発覚したことに続いて、日本は2月3日に岩手、宮城、千葉、静岡、熊本などの8つの県における違法操業や水揚げ量を報告していなかったという事例が存在していることを発表したと紹介した。

 また、2014年に日本のあるテレビ番組がクロマグロ乱獲問題には3つの問題が存在しており、それは第一に幼魚の大量捕獲、第二に産卵地における集中捕獲、そして、第三に日本政府がこうした捕獲に対してほとんど制限を設けていないという問題もあると論じたことを紹介した。

 近年、マグロ漁船のハイテク化が進み、マグロを捕る効率が飛躍的に向上した。記事は、クロマグロの減少は日本のせいだと主張しているが、近年は中国もマグロをはじめとする漁業資源を世界中で爆買いしており、中国が豊かになると同時に一部資源の爆買いが始まっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)