日本人と中国人に考え方や個性に違いがあるならば、日本企業と中国企業にも企業経営の点で違いがあって当然といえる。中国メディアの匯金網が27日付で掲載した記事は、日本企業と中国企業の5つの違いについて説明している。

 記事はまず1つ目の違いとして企業寿命の長さを指摘、中国の中小企業の平均寿命はわずか2.5年であり、大企業でも7-8年にとどまることを紹介する一方、日本には創業から100年を超える企業は1万社を優に超え、企業の平均寿命も中国より長いことを指摘した。

 2つ目の違いとして、中国企業はお金儲けを主要な動機として企業を運営するのに対し、日本企業は製品やサービスそのもので社会貢献をすることを動機としていると紹介。また3つ目の違いとして、中国企業は物事の表面しか理解しないのに対して日本企業は物事の根本にある原則を理解していると説明、例えば工場内を清掃しなければ品質が落ちるという根本原則を理解している日本企業は清掃作業を継続的に行えるが、中国企業はこの原則を理解していないために三日坊主になってしまうと論じた。

 さらに、記事は4つ目の違いについて、中国人は効率と速度は追求するが品質は軽視する傾向があると紹介する一方、日本人のやり方は「見た目には効率的ではないが、その背後にはまじめにじっくりと高い品質を追い求める姿勢がある」と説明。そして、最後に5つ目の違いとして、日本人は規則は秩序や自由を生み出すという原則を理解しているゆえに規則を遵守するが、中国人は常に規則の抜け穴を探すと論じた。

 規則は秩序や自由を生み出すという原則を理解しているかいないかという点は、日本の道路交通状況と中国のそれを比較しても一目瞭然だ。日本のほとんどのドライバーたちは交通ルールをとても良く遵守しているゆえに、ひどい渋滞が生じることは中国に比べて少ないように見受けられる。一方、中国企業が「効率と速度を追求する」という指摘は中国のスマホ産業やIT産業で急激な成長を見せる企業が多いことからも見て取ることができる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)