子どもが大好きな食べ物として必ず上がってくるハンバーグやカレー、さらにはトンカツにオムライスなどは、いずれも西洋から入ってきた料理が日本人の口に合うように進化していったものと言える。中国メディア・今日頭条は27日、舶来の西洋料理がいかにして日本で広まっていったかについて紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本本土で改良された西洋の食べ物を表すものとして「和風洋食」という言葉を紹介。カレーライスやトンカツ、コロッケ、オムライス、ナポリタンなどはその代表であり、日本の食文化の重要な構成部分となっていると説明するとともに「多くの人にとって幼いころの思い出と家庭の味になっているのだ」と伝えた。

 そのうえで、日本において明治維新は「料理維新」でもあり、この時期から西洋の料理が続々と日本に入り込んできたと紹介。西洋に追いつき、西洋人のようにたくましくなるには肉食が不可欠との認識のもと、牛肉、鶏肉、そして、豚肉を日常的に食する習慣が生まれていき、政府の宴席にフランス料理が用いられるようになったことで料理の技法の西洋化も進んでいったとしている。

 そして、日本に伝わり改良された西洋料理は「洋食」と称され、中でも、カレー、カツレツ、コロッケ、オムライスなどが人気を博すようになったと説明。さらに、ビーフカツレツがポークカツレツになり、肉を分厚くしたうえで箸でつまめる大きさに切ったトンカツが生まれ、さらに、カレーと融合してカツカレーが誕生するなど、和食や日本人のスタイルに合った「和洋折衷」の料理がどんどん世に送り出されるようになったと紹介した。

 記事は一方で「同じ時期の清朝政府も実は『料理維新』を進めようとしたのだが、食文化大国のプライドが邪魔をしたのか、日本のように民間で流行し、広まるようなことはなかった」としている。

 トンカツはさらにカツ丼という不朽の名作を生み出し、カレーもカレーパン、そして、カレーうどんという派生品ができていった。そこからは、日本人の食に対する飽くなき探究心と好奇心の歴史が垣間見えるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)