一時期、「日本にやって来て衝撃を受けるもの」といった類の中国メディアによる文章の中で常連化していたものの1つが「野菜などの無人販売所」であった。誰も店番していなくても誰も品物を盗むことなく、ちゃんとお金を置いて行くという点に驚きを覚えるようだが、中国メディア・今日頭条は26日に「中国にも無人販売所があって、上手く行っているぞ」と伝えている。

 記事が紹介したのは、山東省即墨市にあるという野菜の無人販売所だ。この販売所は2015年5月にオープンし、開業当初は利用者が「店がこんな売り方にチャレンジするのだから、自分もちゃんとお金を入れて買うよ」と語っていたという。現場を再訪した記事の作者は「経営状態について何度も心配していたのだが、意外なことにうまくやっていた」と感想を残した。

 そして、決して広くない店内には個包装された野菜が木箱などにきれいに並べられており、それぞれに値段のラベルが付けられていると紹介。価格も高くなく、支払いには現金のほかにカードも使用できるということで仕事帰りの市民などによってよく利用されていると伝えている。

 なお、店内には監視カメラが取り付けられているという。経営者によれば「主な目的は野菜の売れ行きをチェックし、速やかに補充できるようにすること」とのことである。記事は、中国人のモラルに対してしばしば疑問の声が出るなかで「このような店は、国民にとって誇らしいものではないだろうか」とした。

 記事を見たネットユーザーから寄せられた意見はまちまちだ。作者が問いかけるように「中国人のモラルも捨てたものではない」とするユーザーがいる一方で、「監視カメラがあるから盗まれないというだけだろう」、「無人販売所ではなく、24時間有人カメラ監視販売所だ」といった冷ややかな意見もあった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)