マレーシアで発生した北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件は、東アジア地域のみならず世界全体に衝撃を走らせ、各国メディアによる現地からの報道も加熱させた。台湾メディア・東森新聞網は22日、「日本人の記者が一番公徳心を持っていた」と現地メディアが報じたことを伝えた。

 記事は、事件発生直後に世界各地のメディアが連日クアラルンプール中央病院の外に張り込んでいたと紹介。そして、17日夜になって記者たちが続々と現場を離れるなか、日本のメディアだけが現場にとどまり、手にトングのようなものを持って物を拾っていたのをマレーシア人記者が見つけたとした。

 そして、その様子を詳しく見てみると「日本の記者たちがゴミを拾っている」ことが分かり、さらに拾ったゴミをそのまま持ち帰っていたと説明。「日本人の高い規律意識に、この記者は非常に敬服した」と伝えている。

 一方、マレーシア警察当局が22日に北朝鮮大使館の2等書記官も容疑者と発表したことで、北朝鮮大使館が各国メディアの新たな注目の的となるなかで、韓国メディアは「大使館から自動車が出てくるたびに車窓にへばりつき、事件の進展について質問していた」と紹介。20日には韓国のテレビ局カメラマンが独占スクープを求め、裏口から病院の遺体安置所への侵入を試み警察当局に連行されたとも報じた。

 韓国メディアの姿勢についてはさておき、日本の記者の行動が現地メディアの賞賛を受けたというのは喜ばしいことだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)