中国人旅行客と言えば、「旺盛な消費」を連想する人は多いだろうが、その一方で「マナーが悪い人びと」という悪いイメージを持つ人もいるかも知れない。これはどちらも間違っているわけではなく、どちらも事実に基づくイメージだと言える。

 中国メディアの新京報は22日、中国国家旅游局が中国人旅行客の国外におけるイメージ調査の結果を発表したことを伝え、「中国人旅行客に対してマイナスの報道が多い国・地域ほど、中国人旅行客に対するイメージも悪い結果となった」と報じた。

 報道によれば、中国国家旅游局が行った調査は、米国や英国、フランス、日本、韓国、タイ、シンガポール、インドネシア、香港、タイにおいて、中国人の旅行中のマナーや行動についての評価を調べたもの。また、国外を旅行で訪れた中国人も自身の国外における行動について10点満点で回答した。

 記事は、中国人の「自分自身の行動」に対する採点は平均で9.5点だったことを伝え、調査対象となった中国人の40%が10点満点と回答したことを紹介。さらに42%が9点と回答したとし、8割以上の中国人が自らの国外におけるマナーを自画自賛とも言える水準で高く評価したことを紹介した。

 続けて、インドネシアやフランス、シンガポール、英国、米国においても「中国人旅行客のマナーについて、評価の向上が見られた」と伝える一方、記事は各国や地域における中国人旅行客に対する「点数」については一切触れなかった。

 一方、同報告では中国人旅行客の「大声で騒ぐ」、「列に並ばない」、「現地の習慣を尊重しない」といった行動がマナー違反の内容として挙げられたことを伝え、中国人旅行客についてマイナスの報道が多い国や地域ほど、現地の人びとは中国人旅行客のマナーに対してマイナスイメージを抱いていたと主張し、「中国人旅行客のイメージが悪いのは、現地メディアの報道が悪いため」との見方を暗に示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)