中国メディア・今日頭条は21日、日本のコンビニエンスストアで4年間アルバイトした中国人留学生が、日本における「謝罪文化」の本質を理解したとする記事を掲載した。

 記事は、東京の大学での4年間留学生活を終え、日本で就職する中国人学生の話を紹介。4年間のコンビニ生活を振り返った時に「最も多く学んだことは、謝ることかもしれない」としたことを伝えた。この学生は「謝ることもコンビニでの仕事の1つ。私は謝るということから日本社会や日本人の特殊な現象を多く観察することができた」としている。

 そのうえで、「謝る」ことに関するいくつかのエピソードを披露。1つ目は「干しブドウはないか、と聞かれた客に対して『ありません』と答えてすぐに仕事に戻ったところ、『置いてないのにどうして謝らないのか。見たところ外国人のようだが、日本人なら謝っている』とクレームをつけられた」というエピソードだ。学生は「その瞬間、アルバイトはお金を稼ぐためと考えてはならなず、国のイメージと密接につながるということを理解した」とし、すぐにこの客に謝ったことを紹介している。

 2つ目のエピソードは、タバコの種類の違いについて質問された時の事。「すみません、私はタバコを吸わないのでよく分かりません」と答えたところ、「売っている以上はその商品について知っているべき」と客に言われたという。「お客さんに再度謝るとともに、それ以来店で売っている商品をできる限り理解するよう努めたところ、日本の商品に対する知識が大幅に高まった」とのことだ。

 この学生はさらに、謝り方次第で相手が受け入れるてくれるかどうかが変わって来ることも学んだと紹介。そして、「この4年間で、謝ることで人と人の良好な関係、調和のある社会環境がもたらされることに気付いた」と結んでいる。

 なんでもかんでも謝ればいい、という訳ではないが、日本社会において「すみません」、「申し訳ありません」という言葉が人と人との関係を円滑化していることは間違いない。日本で就職するというこの学生にとって4年間のアルバイト生活は、まさにお金を稼ぐだけではない、貴重な体験となったようである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Aleksandr Novikov/123RF)