自動車は非常に多くの部品で構成されているため、自動車メーカーとそのサプライチェーンに属す部品メーカーとの間には製造過程における効率的な生産・調達システムが存在しているべきだが、中国メディアの中国汽車報網が20日付で掲載した記事は、日本の自動車メーカーのサプライチェーンが米国のそれよりも優れている理由について説明している。

 この理由の1つについて、記事は「日本の自動車メーカーは米国メーカーに比べて、より長期的な業務関係を築くことを重視している」と説明、それゆえ日本の自動車メーカーと部品メーカーの間には「親密な関係」があると指摘し、例えばある部品メーカーは米国の自動車メーカーにも部品を供給しているものの、日本の自動車メーカーのための部品生産ラインのほうがより無駄がないと説明した。

 さらに、生産量の大きな変化は部品メーカーにとって圧力となるが、日本の自動車メーカーは部品メーカーに対して安定したペースで部品を生産するように求めていると説明し、部品メーカーは安定した生産と安定した経営が確保できると紹介、「日本の自動車メーカーはこの点でライバルである米国メーカーに勝っている」と称賛した。

 また部品メーカーが米国の自動車メーカーと日本の自動車メーカーに納入する部品についても、記事は日本メーカー納入分に含まれる欠陥品の数は米国メーカー納入分に含まれる欠陥品の数より少ないと説明し、これは日本メーカーの場合は部品メーカーに対して生産過程で検査するよう依頼しているのに対して米国メーカーの場合は事後検査であることの違いが生じさせていると指摘。コスト面で日本メーカーの方法が優れているという見方を示した。

 サプライチェーンのリスクには生産コストの変動リスク、需要の変動リスク、在庫リスクの3つのリスクがあると説明しているが、日本の自動車メーカーは部品メーカーのこうしたリスクを可能な限り軽減する努力を払っているということになる。日本の自動車メーカーと部品メーカーはまさに一蓮托生のパートナーとして、ともに支え合っており、これが日本の自動車産業の強さの秘訣との見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)