中国人旅行客たちがかつて日本で爆買いした製品のうち、生産地が実は中国だったというケースは少なくない。だが、たとえ中国製であっても日本で販売されている以上は品質に問題はないはずという見方のもと、中国人たちはひたすら電気炊飯器や温水洗浄便座を購入した。

 中国メディアの大視界は17日付で、なぜ中国人はわざわざ日本に来てまで中国で生産された製品を購入したのかという点について論じる記事を掲載した。

 記事は日本を訪れて買い物を楽しむ中国人旅行客には中国で生産された日本製品をたくさん購入し、中国に持ち帰っていると伝え、多くの中国人旅行客たちは「中国では消費者が安心できる商品を買うことはできない。しかも中国より安い」と考えていると紹介。

 では中国で生産され、日本で販売されている製品には輸送コストも含まれているはずなのに、「中国より安い」のはなぜだろうか。

 記事は、中国のデパートで若者向けに販売されているカジュアルコートを例に、中国では「3000元(約4万9505円)」で販売されているが、米ニューヨークでは同様の商品が3-4割も安い値段で売られていると説明した。

 米国人と中国人の平均所得の差を加味して考えてみると、中国ではまさに法外といっても差し支えのないような価格で商品が販売されているということになる。中国では関税によって国外の製品が高額になるケースは少なくないが、それでも海外メーカーの製品は中国製品より「安心できる」と考える消費者につけこみ、価格を釣り上げている可能性はありそうだ。

 中国人旅行客たちによる日本での爆買いは、日本の商業体制の信頼性の高さだけでなく、中国の商業体制の信頼性の低さという要素によって生まれた現象だと言えるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)