日本の技能実習制度の問題点が国内外から指摘されているが、中国メディアの今日頭条が18日付で掲載した記事は、中国人実習生の日本での生活状況は「凄惨」であり、また「現代の奴隷」と呼ばれていると主張した。

 記事は複数の中国人実習生の現状について、もともと彼女たちは日本で技能を身に着けることや良い生活を送ることを願っていたにも関わらず、技能実習生としての日本での生活は「すぐに悪夢だと気が付いた」と紹介した。

 この「悪夢」の内容について、彼女たちの給料は「かわいそうなほどに少なく」、また給料の大部分は家賃として雇用者に納めていると説明。さらに、宿舎も不潔で狭いだけでなく、冬季の暖房は2時間の使用しか許可されていないうえに、彼女たちの雇用者は給料さえも支払わなくなったと主張した。

 これらの中国人実習生たちは友人や親戚から大金を借りて日本に実習生として来ることができたようだが、彼女たちは日本でお金を稼ぐことができないうえに、いつもサービス残業をさせられており、なかには雇用者からのセクシャルハラスメントに遭っている実習生もいると伝え、こうした状況ゆえに一部の実習生は日本に来たことを「死ぬほど後悔している」と感想を漏らしたと説明した。

 記事は、実習生の中には逃げ出すのが唯一の解決策だと感じる人もいると説明し、2015年に3116人もの中国人実習生が失踪したというデータを紹介した。また技能実習生として日本に来たにも関わらず、技能を学ぶ機会がなく、ただ廉価な労働力として働かされているという状況も存在すると説明した。

 厚生労働省によれば、2016年11月28日に「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律」が公布され、今後公布日から1年以内の施行に向けて順次新たな技能実習制度に移行していくことになる。日本が世界各国からの敬意をさらに勝ち得る国家となるためにも、この問題の解決は急を要していると言えよう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)