中国国内で日系車はしばしば排斥や不買のやり玉に挙げられるが、それでも品質や信頼性、燃費性能の高さを背景に好調な販売を続けている。不買の声を物ともせずに販売台数を伸ばすことができているのは、それだけ中国人消費者にとって確固たる魅力があるためだと言えるだろう。

 中国メディアの今日頭条は18日、中国人が日系車の排斥を叫ぶのとは別の理由で、ロシアでは中国車に対する批判の声があがり、結果として排斥につながりかねない状況と伝えている。

 中国人消費者が日系車の排斥を主張するのは、愛国心や歴史問題を背景とした反日感情が背景にあるためだが、ロシアで中国車に対する批判の声があがったのは一体なぜなのだろうか。

 記事は、ロシアで発売された一部の中国車が「日本車のデザインにそっくり」だとして、ロシアメディアから「パクリ」、「厚顔無恥」などと激しく批判されていることを紹介。また、ロシアメディアは、中国の自動車メーカーがこれまでに行ってきたパクリの事例まで引っ張り出したうえで、中国車に対する批判を展開したと紹介し、ロシアにおける中国車のイメージは著しく悪化したと報じた。

 中国のように「不買」や「排斥」を積極的に呼びかけるロシア人消費者はいないだろうが、ロシアメディアから「パクリ」だと批判された中国車を購入したいと考えるロシア人消費者もいないだろう。日本車のデザインをパクったことで、その中国車は結果としてロシア市場から排斥されてしまいかねない状況のようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)