日本の書店やビデオ店には、必ずといっていいほど「成人コーナー」が存在する。他のコーナーと明確に区分けがしてあるとはいえ、基本的に誰でも入れてしまう状況は、中国とは大きく違う。日本を訪れた中国人観光客の中にも、カルチャーショックを覚える人が多いのではないだろうか。

 中国メディア・今日頭条は、日本の成人雑誌、アダルトビデオの販売事情について紹介する記事を掲載した。記事は、日本が経済大国であるのみならず「非常にオープンな性文化を持った国、性産業大国である」と紹介。書籍、雑誌や映像作品、成人用品など、様々な文化が形成されていると説明した。

 また、日本では有償による性的サービス、局部の露出した映画や写真の販売、レンタルを禁止する厳格な法律上の制限があるとする一方、「このような法律は今や、表面上では守られていても裏では守られていない状態」と解説。街では「モザイクのない動画を販売している店舗を見つけることは難しくなく、東京や大阪の風俗街では公然と性的サービスの価格交渉が行われている」と伝えている。

 さらに「日本ではアダルトビデオが3000円程度で売られている。店員によれば日本人の多くはレンタルし、買っていく人の多くは外国人だという。そして、日本人の利用者は中高年者が主体で、若者の利用客は少ない」としたほか、一般のコンビニエンスストアでも簡単に成人雑誌を買うことができると紹介した。

 記事を見た中国ネットユーザーからは、「実際に日本に行ったが、その性文化には本当にまいった」、「中国にないのではない。オープンになっていないだけなのだ」、「むしろ中国が抑圧しすぎ」といったコメントが見られた。また、性文化産業の発展が、性犯罪の多発を抑止しているとの意見もあった。

 性的欲求を完全に抑圧する社会は決して健全とは言えないが、だからといって今の日本の性産業が健全かと言えばそうではない。日本でも中国でも、健全な性社会の実現に向けた抑圧と解放の間の模索が必要だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)