中国メディア・捜狐は16日、日本では服装についての教育が学校や家庭の「必修科目」になっているとし、近年日本で取り組みが進んでいる「服育」について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本はアジアの先進国として最先端の科学技術を持つほかに「われわれが参考するに値する教育理念も多い」とし、その1つに「服育」と呼ばれる服装教育があると紹介。「調べてみて、これがとても深い学問であることを発見した」と伝えた。

 そして、学校は「服育」の重要な場所であり、3つのテーマを軸に抗議や議論など様々な形式での教育を行われているとした。テーマの1つ目は、衣服と健康や安全との関係を理解することだ。衣服のデザイン、素材などがどんな性質や役割を持っているかや、交通上の危険回避や熱の吸収、皮膚のアレルギーに関する知識を身に着けさせると説明している。

 2つ目のテーマは、時と場合や気分など、服装が持つ「メッセージ性」についてだ。正装とカジュアルウェアの違い、デザイン、素材、色が持つメッセージなどを理解し、衣服を通じて自分を表現する能力を養うほか、服装から国際文化を知るという目的もあるとした。そして3点目は環境保護。衣服がどのように作られ、再利用あるいは廃棄されるか、どれだけの環境への負荷がかかるかについて理解させると伝えた。

 記事は、学校に加えて家庭も「服育」の主戦場であるとともに、子どもに服装に対する深い印象を与える場でもあると説明。日本の「服育」は、「自分で服を着ること、そして自分で考えること」と教えるものであるとまとめた。

 中国でハイキングに行くと、革靴やサンダルといった出で立ちの人を結構見かける。中国ではTPOに合わせて服装を考える、というの概念の普及が進んでいる最中と言える。日本で提唱されている「服育」は、中国における服装教育にも大いにヒントを与えることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)