中国の国内総生産(GDP)は2010年に日本を上回って世界第2位の経済大国となった。その一方で日本経済は日本国内外から「失われた20年」と称される低迷の真っ只中にあり、中国経済は日本経済を大きく引き離したという見方をする中国人は少なくないようだ。

 しかし中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本経済が衰退しているという見方は正しいのか」と疑問を提起し、実際のところ日本経済は中国経済に差を広げられたどころか、「中国経済に咬みついて放そうとしない」と論じている。

 記事は、日本は自国の経済状態について「失われた20年」と極めて大げさに表現しており、世界中の人びとに日本衰退の印象を与えていると説明。しかし、「日本経済はもう駄目になった」という見方は正確ではないと主張した。

 続けて、「失われた20年」という言葉は「日本の煙幕弾に過ぎない」とし、日本は世界トップクラスの高収入国家であるのに対して、中国は日本に大きく水を開けられていると指摘。また日本には優れた製造業、金融業があり、特に製造業には世界最先端の技術があると指摘し、日本経済は低迷を続けてなお世界第3位の経済大国として君臨していると主張した。

 また記事は、大量の中国人旅行客たちが日本を訪れ、日本で買い物を楽しんでいることは「日本製品の品質の良さ」という事実のほかに、「騙される心配がなく、安心して買い物ができる」という日本のソフトパワーがあるためだと指摘。さらに「中国人を打ちのめす事実」として、2015年末時点の日本の対外純資産は339兆円に達し、世界一であることを挙げ、日本は世界中でカネを稼いでおり、日本経済の実力を日本国内の経済指標だけで計ってはならないのだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)