かねてより豊富な資金力で海外のスター選手を獲得してきた中国サッカー・スーパーリーグの広州恒大が「爆買い」方針を改め、中国人選手中心のチーム作りを進めるという。この急激な方針転換は、中国のみならず日本のサッカーファンも驚かせるものになったようである。

 中国メディア・騰訊網は15日、広州恒大の方針転換に対して日本のネットユーザーから様々なな「ツッコミ」が寄せられたことを紹介する記事を掲載した。記事は中国サッカーリーグの「覇者」と言える広州恒大が「2020年までに全員中国人のチームを作る」と発表したことを伝えたうえで、日本メディアが「広州恒大が『爆買い』終了」、「180度の大方針転換」といった見出しで報じたことを紹介した。

 そして、日本のネットユーザーも「極端すぎる。バランスはどうした」、「全員中国人選手じゃ、次のACLはゴールすら挙げられない」、「自ら万里の長城を壊すようなもの」といった「ツッコミ」が火を噴くように飛び出したことを伝えた。また、「全て中国人にするのであれば監督も中国人にすべき」、「考え方は評価できるが結果が出なければまた180度方針転換しかねない」といった意見もあったほか、「爆買い」の対象とされてきたスター選手たちが日本に流れてくる可能性について言及する者もいたとしている。

 日本社会において方針を180度転換するケースはあまり考えられない。急激な変化は、慎重を旨とする日本人にとってはあまりにハイリスクだからだ。一方で中国では、よいと思ったものに向けて大胆に舵を切ることは決して珍しいことではない。今回の件からは、「とりあえずやってみて、ダメだったらまた考えよう」という中国らしい思考が垣間見えた気がする。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)