日本の高品質な医療サービスを受けたいと願う中国人が近年増えている。日本の医療レベルは中国より進んでおり、中国国内ではなかなか受けられない高度な医療を受けるために訪日する中国人も少なくない。だが、日本の医療システムには中国人が羨む別の長所もあるようだ。

 中国メディアの今日頭条は11日、日本では患者やその家族が医師に暴力を振るう暴力問題がほとんど存在しないと伝え、その理由を考察する記事を掲載した。

 記事は、日本の医療現場で暴力事件がほとんど存在しない理由の1つについて、「日本では医者は国民から尊敬される職業だからだ」と説明。日本全国の大学にある医学部は、毎年限られた数の学生しか入学できず、しかも、本当に医師免許を取得する人はさらに少なくなると説明。日本社会にとって医者は「希少資源」なのだと指摘した。

 また、2つ目の理由として、日本には大きな総合医院のほかに、自宅付近に小さな医院や診療所、またクリニックなどが存在しており、総合病院がすべての患者を一手に引き受ける必要がないため、結果として医療の質が低下せず、患者の不満も高まらないという見方を示した。

 さらに記事は3つ目の理由として、日本ではたとえ医療事故が生じても、法律に則って問題が解決されるため、患者たちは医師や看護師たちへの不満に対して暴力で訴える必要がないとのだと指摘した。また、日本の医者が患者と信頼関係を築くことができていることも、医療現場における暴力事件が少ない理由の1つだと論じた。

 中国では医師への暴力が社会問題化している。予約した希望の先生に診察してもらえない、治療内容が気に入らない、スタッフの態度が悪いなどの理由で患者やその家族が医師に暴力を振るうという問題だ。また、患者家族と手を組み、医療機関に高額の賠償金を請求するトラブルも発生しており、中国の医療現場は非常に多くの問題が生じていることが分かる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)