日本人と中国人の消費に対する観念は大きく異なっている。中国人の多くは衣食住に困らなくなったものの、物質的な豊かさのなかに「豊かな生活」を見出しているようにも見える。一方の日本人の消費観念は中国人よりは成熟していると言えるだろう。

 日本人と中国人の消費観念の違いは、自動車の売れ筋からも見て取ることができる。日本では軽自動車や小型車が売れる車種として挙げられるが、中国ではセダンのほか、SUVのような車体の大きな車が好まれる傾向にあり、日本で売れている車は中国人にとっては「見慣れない」ものばかりのようだ。

 中国メディアの今日頭条は13日、世界中で売れている日本車は日本人にとっての「誇り」であると伝える一方、日本国内での売れ筋の日本車は中国人が「知らない車」も少なくないと伝えている。

  日本自動車販売協会連合会によれば、2016年の新車乗用車販売台数ランキングは1位がトヨタ・プリウス、2位がトヨタ・アクア、3位がトヨタ・シエンタとなった。プリウスは中国でも高い認知度を誇るが、記事は「多くの中国人はトヨタ・アクアを知らない」と伝え、なぜなら中国では販売されていないためだと指摘した。

 さらにホンダ・N-BOXや日産・デイズなどを挙げ、これらの車は日本では販売も好調で、日本人消費者から幅広い支持を得ている車だと伝える一方、「やはり多くの中国人にとっては見慣れない車」であると指摘。日本と中国で人気のある車種や売れ筋の車に大きな違いが生じる背景について「自動車文化の差」であると指摘し、実用性を重視して車を購入する日本人に対し、中国人の消費はメンツに左右されるなど、消費観念がまだ成熟していないことを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)