中国製品と言えば「安かろう悪かろう」というイメージが強いが、一部の分野における中国製品は粗悪品というイメージから脱却しつつある。家電製品やスマートフォンなどの中国製品は価格が手頃なうえに質も高くなっているのは疑いようのない事実だ。

 中国の家電製品やスマートフォンが世界でシェアを獲得する一方、同分野では日本製品がシェアを失いつつあるためか、中国では「中国製品は日本製品を超えた」といった論調がある。だが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本製品は中国人の身の回りに非常に多く存在していると伝える記事を掲載した。

 記事は、機械から身の回りの小物まで、見渡してみると日本製品が数多く存在していることがわかると伝え、例えば着用する衣服のファスナーは日本企業のYKKの製品であると指摘。YKKの世界シェアは約45%に達することを指摘し、中国人は知らず知らずのうちに毎日、日本製品であるYKKのファスナーがついた服を着用しているのだと論じた。

 さらに、中国国内ではいたる場所で建設工事が行われているが、その工事現場ではコマツや日立建機といった日本企業の重機が使われていると紹介。また、中国人にとって憧れである米アップルのスマートフォンや中国企業のスマートフォンにも大量に日本企業の部品が採用されていることを指摘し、日本製品は「一般消費者の目の届かない場所に、実は日本製品がたくさん存在しているのだ」と伝えた。

 中国製品の品質が近年向上しているのは事実であり、コストパフォーマンスの高さを強みに世界規模でシェアを獲得する製品が存在するのも間違いないが、そうした中国製品には日本の技術や日本の製品が搭載されている。中国の一部のネットユーザーも「中国人の身の回りには数多くの日本製品が存在する」という観点に同調しており、「中国は世界の工場ではなく、世界の組み立て工場に過ぎず、中国経済は日本の技術や部品なしでは成り立たない」といったコメントも多く寄せられている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)