日用雑貨や衣料品などを幅広く取り揃えた無印良品は、日本で広い支持を集めているが、そのシンプルなデザインは中国でも人気となっている。中国メディアの今日頭条は10日、中国では無印良品が高級品として販売され、支持を得ていることを伝える記事を掲載した。

 記事は、「もし中国人が日本の無印良品で買い物をすれば、同じブランドでありながらも、日中の市場でそれぞれ異なるポジションに存在するブランドであることに気づくはずだ」と説明し、日本の無印良品はコンビニエンスストアや地下鉄などでも販売されており、非常に身近な大衆ブランドだと主張。主婦からサラリーマンまで多様な人が購入していると説明した。

 一方、中国市場において無印良品は、「ミドルエンドからハイエンドな生活スタイルを実現するブランド」として認知されており、その店舗は高級ブランド品が販売されているエリアにしっくり収まっていると説明。また、中国における無印良品の消費者は通常、「中間層の若者たちである」と伝えた。

 記事はこうした違いが生じている理由について、同じ商品でも中国では日本より高く販売されているからだと説明。例えば、超音波によるアロマディフューザーは日本では税込7000円ほどで販売されているが、中国では550元(約9000円)で販売されていると紹介。

 また、中国の消費者たちはこの価格の高さに不満を示しつつも、それでも無印良品に夢中になっていると説明。記事はこれを証明する事例として、無印良品の「上海淮海755」店が2015年12月にオープンしたとき、あまりにも多くの消費者が訪れたために数日間入場規制をする必要が生じるほどだったことを挙げた。

 日本と中国の給与水準の差を考えると、中国では無印良品が「ミドルエンドからハイエンドな生活スタイルを実現するブランド」というポジションにいるのは頷ける。もしかすると無印良品に夢中になる中国人たちは、魅力的な無印良品の商品が身近にある日本人を羨ましいと感じているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)