日本のことわざに「腐っても鯛」というものがある。中国にも似たような言葉として「ラクダは痩せて死んだとしても馬より大きい」というものがあるが、中国メディアの匯金網が5日付で掲載した記事は、このことわざを日本経済と中国経済に当てはめ、「日本経済はまだ死んでおらず、中国が喜ぶのはまだ早すぎる」と論じている。

 記事は日本経済が少しずつ衰退しているという事実と中国経済が急速に発展していることを比べ、日本と中国の明暗がはっきり分かれているとして「心地良い」と自己満足する中国人が多いと説明。しかし、日本経済は「中国が本気で挑めば、ひとたまりもない」と中国で報道されているような状態ではないと反論した。

 さらに「日本経済は衰退したが、中国経済は本当に日本を超えたのだろうか」と問いを提起し、「日本経済は中国人が想像するよりはるかに強いのが現状」と見解を提示した。続けて、中国は経済の質や総合的な国力は日本に比べてはるかに劣るとし、その根拠として、「中国が持つさまざまな世界一の分野は往々にして技術レベルが低い労働集約型の産業によるもの」と論じ、例えば中国の粗鋼生産量は世界一でも、高品質な鉄鋼製品では日本企業に敵わないと指摘した。

 また記事は、「日本は中国に依存などしていない」とし、日本は米国、欧州、カナダ、オーストラリア、新興国そして開発途上国など、全世界にまたがる市場を有していると説明。それゆえに日本国内の経済規模は、日本の真の経済的実力をはかるバロメーターにはならないという見方を示し、「真の経済発展を遂げた世界的な資本主義国家」こそが、日本の本当の姿であると指摘した。

 記事は、中国経済が今後さらに発展を続けるためには日本経済の強さを認識しなければならないという見方を示している。しかし、真に経済発展を遂げるための主要な動機は他国と自国の経済状態を比較することから生じるのではなく、むしろ、世界や社会の発展に貢献したいという意欲であるべきだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)