かつての病院や診療所は、何となく薄暗くて冷ややかな感じがし、薬品のにおいが立ち込めていた。しかし、現在の病院はとても明るく、お医者さんや看護師さんも親切だ。それは、各医療機関がサービス向上に努めてきた結果と言える。

 中国メディア・今日頭条は6日、日本の病院の優れた点について紹介する記事を掲載した。機器や技術が優れている、というよりも合理的な診療システムや優れたサービスに重点を置いて紹介している。

 記事はまず、「日本人は、頭痛や発熱を感じたら真っ先に医院に行くことを考える」と紹介。それは、日本の医院の多くが経験豊富なベテラン医師の開業によるものであり、「クオリティの心配をする必要がない」からであることを伝えた。また、日本には小さな医院や診療所が非常に多く存在することについても言及。「小病院で判断できない病気の患者は、医者から大きな病院へ行くことを勧められる。そうすることで、大きな病院が大小さまざまな病気の患者でいっぱいにならずに済むのだ」とし、病院の「分業」がしっかりできていることを説明した。

 さらに、日本では中国で日常的に聞かれるような「医師が診療代を多く得るためにわざと血液検査などを増やし、患者との間でトラブルになる」といった事例がとても少ないと紹介。医師が処方箋を出し、独立した薬局が薬を出すという医薬分離体制によって「医師が金儲けのために故意に高価な薬品を出す」といった問題を根絶することのが可能であるとも伝えている。

 記事はまた、日本の病院に入院すると身の回りの世話を含めたサービスを看護師がやってくれるとし、「基本的に家族が連日連夜付き添う必要がない」ことを併せて紹介した。

 「病は気から」という言葉がある。快適かつ周到なサービスを受けられるのと、薄暗い待合室で長時間待たされるのでは、気分や症状の辛さが全く変わってくる。ましてや、要らぬトラブルに巻き込まれるようなことがあればもううんざりだ。日本に学ぶ学ばないは別として、医療サービスを真剣に改善してほしいと思っている中国の市民はきっと多いはずだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)