生活リズムの変化、飛行機や新幹線の発展に伴って、日本から姿を消しつつある寝台列車。上野―札幌間を結んだ特急「北斗星」もその1つで、2015年に多くのファンに惜しまれながら引退した。「北斗星」は、その後東京で宿泊施設として生まれ変わり、人気を集めている。

 中国メディア・今日頭条は5日、「われわれが日本に学ぶべき点 廃止した列車が豪華な旅館に変身」とする記事を掲載した。記事は「日本には、われわれが認められない点が多数存在するが、学ぶに値する点も確かに存在する」とし、昨年12月にJR東日本が東京でオープンした「Train Hostel北斗星」を紹介している。

 この宿泊施設の最大の特色は「原材料が、廃止された列車であることだ」と説明。不要となった物を宝に変える日本人の姿勢が、同ホステルを生み出したとした。そして、施設内には2段の寝台ベッド、アルミ製のはしご、折り畳みイスなど、本物の「北斗星」で用いられた備品が、そのまま設えられていることを画像付きで紹介。「もともとの良さを残しつつ、豪華さを増した感じだ」と評した。

 さらに、同ホステルには女性専用の部屋も完備していること、手軽な値段で宿泊ができる一方で収容可能人数が78人と少なく、オープン以降満室状態が続いていることを伝えている。

 記事を見た中国のネットユーザーからは施設の清潔さ、美しさを評価するコメントが複数寄せられた。また「日本人の商売意識、約束を守る姿勢、匠の精神はみんな学ぶに値する」とコメントするユーザーもいた。一方で「これではちゃんと休めない」との声もちらほら。確かに、「北斗星」に再会できる、あるいは憧れの「寝台列車」に乗れたという興奮でちゃんと休めないという人はいるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)