過去に開催された五輪にはそれぞれマスコットキャラクターが存在している。例えば2016年のリオ五輪はヴィニシウスとトム、また12年のロンドン五輪はウェンロック、そして2008年の北京五輪は福姪(フーワー)だった。

 では、2020年の東京五輪のマスコットにはどのようなキャラクターが採用されるだろうか。中国メディアの今日頭条が3日付で掲載した記事は、一部のメディアが東京五輪のマスコットにドラゴンボールの「孫悟空」が起用されることの可能性を論じたことに対して、中国ネットユーザーたちが様々な反応を示していることを伝えた。

 漫画「ドラゴンボール」は世界的に圧倒的な知名度を誇り、孫悟空はドラゴンボールの主人公だが、その名前は中国の伝奇小説「西遊記」に登場するキャラクターと同じだ。孫悟空が東京五輪のマスコットに起用されると決定したわけではないが、中国人としては仮に東京五輪のマスコットに孫悟空が起用されれば、まるで西遊記のキャラクターが東京五輪をPRするように感じられるようで、複雑な気持ちになっているようだ。

 記事は、中国のネットユーザーの声として「孫悟空は中国のものじゃないのか?」と疑問を投げかけたところ、別のネットユーザーが「多くの中国人は子どものころにドラゴンボールを見ていたのに、今になって名前をパクったと罵るのか」、また他のネットユーザーも「このアニメが中国で流行したときなぜ文句を言わなかったのか?」と反論したことを紹介。

 さらに、「西遊記の孫悟空も、ラーマーヤナとマハーラーバタの猿神ハヌマーンをパクったものだ」と指摘するネットユーザーや、「ドラゴンボールは日本の先駆的なアニメ作品の1つだ」とし、孫悟空は東京五輪をPRするキャラクターとして最適という見方を示すネットユーザーもいたことを紹介した。

 2020年東京五輪組織委員会の公式サイトによれば、2017年1月17日、27日にマスコット選考検討会議が開催されたが、まだマスコットの選考方法や応募要項などを議論している段階だ。そのため、中国人ネットユーザーたちの孫悟空をめぐる議論はあまりにも気が早いものだと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Jane Rix/123RF.COM)