ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)グループの2016年における世界の新車販売台数が1031万台に達し、トヨタを抑えて世界一となる見通しだ。トヨタは販売台数世界一の座をVWに明け渡すことになるが、利益率という点ではトヨタがVWを上回っているという。

 中国メディアの界面は4日、VWとトヨタの販売台数をめぐる比較に対する外部の関心は非常に高いと伝える一方、利益率を比較してみるとトヨタがVWをリードしていると伝えている。

 記事は、ドイツのデュースブルク=エッセン大学が行った研究報告を引用し、トヨタの2016年第1四半期における営業利益率は8%以上だったが、VWは排ガス不正問題の罰金の支払いなどによって同期間の営業利益率は4.5%程度にとどまったと指摘。

 さらに、販売台数ではVWがトヨタを上回ったものの、営業利益率および自動車1台あたりの利益においてはトヨタがVWを圧倒したと伝え、「16年第1四半期のデータだけで通年の数字や実力を計ることはできないものの、販売チャネルや市場に大きな変化が生じない限りはある程度参考になるデータ」であると論じた。

 続けて、デュースブルク=エッセン大学の関係者の発言として、「企業規模は、稼ぐ力に直結しない」と伝え、VWはアウディやポルシェなど高級ブランドの販売が好調だったが、トヨタなど日本の自動車メーカーに比べるとコストが高い傾向にあると紹介。稼ぐ力という点ではトヨタがVWを上回っていることを指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)