中国では自動車を購入するにあたって「その車に乗っていてメンツが立つかどうか」を判断基準の1つに挙げる消費者は少なくない。また、中国人はもともと「大きいもの」を好む傾向にあるため、中国では小さい車よりも大きい車のほうが人気だ。

 日本で人気の軽自動車は中国では見かけることがまずないが、中国メディアの中国汽車報網は4日、軽自動車は「日本ならではの車である」と伝える一方、中国人の自動車に対して求めるものとかけ離れた存在だと指摘し、「中国で販売してもまず売れないだろう」と論じた。

 記事は、軽自動車にはサイズのほか、排気量の制限があることを伝え、その制限によって車体は小さく、燃費も良いというメリットが生じていると指摘。また、車体は小さいものの、各メーカーの努力によって比較的広い車内空間を確保できているのも評価できるとする一方、安全性に乏しく、車内空間確保のために車高が高くなった外観のデザインは中国人の審美眼に合致しないと主張した。

 さらに、日本では軽自動車に対する税金が安いなどの優遇策があるとしながらも、それでも「動力性能や安全性を考慮すると、軽自動車のコストパフォーマンスは決して高いとは言えない」と主張。

 日本では軽自動車であっても100万円以上することが普通であり、仮に中国が軽自動車を輸入した場合、中国国内の小型車の販売価格と大差ない水準になってしまうと主張し、価格は大差ないのに動力性能や安全性と大きな差が生じてしまうと指摘。「中国政府が軽自動車だけに優遇策を打ち出さない限りは、中国の消費者にとっては軽自動車を買う理由はまったくないのが現状」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF.COM)