2月に入り、世界各国の企業による昨年1年間の業績発表が相次いでいる。自動車業界では先日、トヨタが昨年の販売台数でフォルクスワーゲンに抜かれ、4年間守ってきた首位の座を明け渡したことが伝えられた。

 中国メディア・今日頭条は5日、「2016年の世界10大自動車企業に、中国企業が入っている」とする記事を掲載した。記事は、昨年7月に発表された米誌フォーチュンの企業ランキング「フォーチュン500」から自動車企業の上位10社を抜き出して作成したランキングを紹介している。基準となっているのは、前年1年間の売上高だ。

 栄えある1位に輝いたのが、フォルクスワーゲンだ。記事は、多彩な高級ブランドを傘下に持つほか、中国国内の売り上げが大きな要素となっていることを紹介した。僅差で2位になったのがトヨタで、以下ダイムラー、GM、フォード、ホンダ、上海汽車、BMW、東風汽車、現代自動車と続いたことを伝えている。

 記事は、世界の自動車メーカートップ10に中国メーカー2社が日本や米国、ドイツと肩を並べて入っていることを紹介し、誇りに感じるべきであると呼びかけたかったようだが、ネットユーザーの反応はそんなに単純ではなかった。「一汽、上汽、東風、広汽は単なる自動車加工工場であり、真の意味での中国メーカーは吉利や奇瑞だ」、「どっちも合弁会社を持ってる企業じゃないか」、「利益の大部分を外国企業に持っていかれる」など、上海汽車と東風のランクインはあくまで外資メーカーとの合弁があってこそであり、それでは「真の国産メーカーとは言えない」といった見方が大半を占めている。実際の状況を見ている消費者として、中国メーカーが上位にランクインしているとう感覚にはならないようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)teddyleung/123RF)