高齢化は日本だけでなく、中国にとっても大きな問題の1つだが、中国メディアの今日頭条は1日、高齢者の日常生活を支える日本の製造業を絶賛する記事を掲載した。日本が好きかどうかに関わらず、中国人は日本の同分野の製品には「敬服せざるを得ない」と論じている。

 記事は、日本はアジアで最初に高齢化社会に突入した国であると紹介、高齢者の人口に占める比率は非常に高く、それゆえに日本は高齢者の生活を支える製品やサービスの分野で「豊富な経験」を持つと指摘し、日本の経験は中国にとっても重要な意義を持つものだと論じた。

 続けて、日本には高齢者の介護や生活を支援するための「ハイテク製品」があると伝え、まずサイバーダイン社の「ロボットスーツHAL」を紹介。HALは肘・膝・腰関節の動きをサポートする製品であり、脳から筋肉に送られる生体電位信号を読み取り、脳が考えた通りの動きをサポートできる。介護をする側の負担が軽減されるとして期待を集めていることを伝えた。

 さらに記事はトヨタの「KIROBO mini」を紹介、人がKIROBOに対して笑顔を見せるとKIROBOも両手を挙げて挨拶すると説明し、孤独な高齢者が必要としている「感情の交流」をロボットが提供するようになっていると伝えたうえで、中国の高齢者の多くはまさにこうしたロボットを必要としていると指摘した。

 記事は日本の技術を称賛する一方で、日本社会に見られる高齢者への配慮を称えている。高齢者は老化に伴う身体能力の低下などが理由で社会的に不利な立場に置かれがちだが、高齢者に対する日本社会の思いやりは、こうした最先端の技術にも確かに反映されていると言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)