反日感情が存在する中国であっても、日本が好きだという中国人は決して少なくない。中国メディアの一点資訊が29日付で掲載した記事は、日本が好きだというある中国人が日本には中国人が学べるところがたくさんあるとして、そのいくつかを紹介している。

 記事は「中国には永遠に日本人と交流を持たないことを決意している人々がいる」と説明し、「日本という言葉を聞いただけで怒る人もいる」と紹介する一方、この中国人は「それでも自分は日本が好きだ」と日本を称賛し、その理由について「日本には中国が学ぶ価値のある物事がとても多いからだ」と説明した。

 続けて、日本から学べる点について、環境の美しさや教育の普及度合い、人びとの公共マナーや公徳心の高さを挙げ、日本においては老若男女を問わず一般の人びとはみな公共環境の維持と保護に注意を払っており、「社会のマナーを遵守する意識がある」と絶賛し、こうした点はたとえ日本嫌いであっても「認めざるを得ない日本人の美徳である」と論じた。

 さらに記事は日本人が社会的マナーを遵守している事例の1つとして、電車に乗る際には必ず列に並び、また乗客が完全に降車してから電車に乗り込むというルールを守っていることを紹介。また車内が混んでいる際は、ドアのそばにいる乗客がひとまず降車し、他の乗客が降車してから再び車内に戻るというマナーも遵守されていると紹介し、こうした中国では見られないマナーや気遣いを「明文化されていなくても、誰もができる日本社会はすごい」と論じた。

 「乗客が完全に降車してから電車に乗り込む」というマナーは日本社会では当たり前の習慣となっているが、中国ではまず見られない光景だ。例えばエレベーターを利用する際でも、エレベーター内の人が先に降りてから乗り込むのがマナーだが、こうしたマナーも中国ではほとんど見られず、降りる人がいてもお構いなしに乗り込んでくる中国人は多い。こうした光景を見慣れている中国人が日本の公共マナーを見て称賛する気持ちになるのは何ら不思議なことではない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)